世界中にクライアントを抱えるインテリアデザイナー片山正通氏率いるワンダーウォールの展覧会“EXHIBITION OF WONDERWALL ARCHIVES 02 10 PROJECT MODELS”が、本日4/18(金)より銀座のポーラミュージアム アネックスで開催されます。
ワンダーウォールが手掛けた多くのショップやカフェなどの商業施設が東京をはじめ日本中、世界中にあります。私の会社で扱うマッキントッシュという英国の老舗コートブランドの東京・青山旗艦店もワンダーウォールに手掛けてもらい、その模型がこのエキしビジョンで展示されています。
これらはワンダーウォールがプレゼンに使う「完成予想図」であり、この模型から新たなモノが生まれる「未来予想図」。建築やデザインという立体的で感覚的なものをイメージするのは非常に難しいものです。しかし、この模型を前にすると何がどうなっているのかが一目瞭然で、まるでリアルな店内を見ている様な錯覚に。三次元のデザインを可視化するというプレゼンは、紙による二次元で行うそれよりも遥かに理解が進み、また翻訳も不要なのです。
正に本物よりも本物、見ている者を圧倒する拘り抜かれたものです。世界中にあるワンダーウォールが手掛けたプロジェクトの裏には、この模型が基点となり様々な事が決められ、生まれてきたのです。模型を作るまでの膨大な考察の時間。そして、気の遠くなるような緻密な模型作り。この凄まじい模型は、発注者だけが見る事が出来る彼らの「情熱」だと思います。美しいものの背景には、地道な努力と積み重ね、そして意外とアナログなものであり、、、そういったものは基本的には人前に出てこないものです。でも、人が一番感動するのはそういった人間臭い「営み」なのだと思います。
皆さんが普段行かれているお店の中にもワンダーウォールのプロジェクトがあるかも知れません。その裏側を覗いて見ては?!
4/18(金)~5/25(日)会期中無休
11:00~20:00 @ ポーラ ミュージアム アネックス
詳細はこちらから→http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/exhibition/index.html